アルコールによる病気

当事者

 アルコールはさまざまな病気の原因になります。

 アルコールは肝臓に影響を与えます。脂肪肝・肝炎・肝硬変・肝細胞がんなどの原因になります。脂肪肝・肝炎から肝硬変へは少しずつ進行をしますが自覚症状は特にありません。お腹に水がたまったり、足が浮腫んできたりして、気がついた時には肝硬変が進行した状態になっていることがあります。進行した肝硬変では意識障害(肝性脳症)や吐血(食道静脈瘤破裂)を引き起こすことがあります。

 また、アルコールは膵臓にも悪影響を及ぼします。急性膵炎・慢性膵炎を引き起こします。膵炎では、激しい腹痛を訴える方が多くいます。下痢が続く方もいます。慢性膵炎になると、インスリンを産生する膵臓の細胞が壊れてしまい二次性の糖尿病を引き起こすこともあります。毎日のインスリンの注射が必要になる場合があります。

 高血圧や脂質異常症・高尿酸血症などの慢性疾患もアルコールが影響します。認知症や末梢神経障害(足のしびれ)の原因にもなります。

 口・のど・食道・大腸などのがんの原因にもなります。女性の乳がんの原因にもなります。特に喫煙者は、発がんリスクがさらに高くなります。

 飲酒は、けがや交通事故の原因にもなります。

 体だけではなくうつ病や不安障害などの精神疾患の原因にもなります。  

 断酒を継続することで病気の進行を抑えることができます。うつ病などの精神疾患もお酒をやめることで回復に向かいます。

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